羽アリが活発に活動するのが4月から6月。
まさに今が最も活動的な時期であり、見つけやすい時期でもあります。
日本のシロアリ界のツートップ、ヤマトシロアリとイエシロアリの働きアリ(職アリ)はとてもよく似ていますが、生態・生息場所は異なります。前者は浴槽や台所の床下などの湿った木材を食害しますが被害は比較的控えめで、後者は活動範囲が広く地下道から家屋全体へ広がっていき、食欲も旺盛です。
このよく似た2種類のシロアリを見分ける際は、羽アリまたは兵アリで識別しましょう。ヤマトシロアリの羽アリは黒っぽい体色で、4~5月の10~12時頃、明るい時間に一斉に飛び立ちます。一方、イエシロアリの羽アリは茶褐色で、6~7月の夕方から夜にかけて飛び立ちます。兵アリはいずれも働きアリよりやや大きめ。どちらも頭の先端にハサミを持ちますが、頭部が細長く円筒状なのがヤマトシロアリ、タマネギ型なのがイエシロアリです。