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春は蜂に注意

3月になりました。

暖かい日が続くと気分は春

虫も活動し始めます。

そんな虫の中でもちょっと怖いのが蜂

蜂の活動時期は春~秋です。

春に活動的になる蜂には攻撃的で怖いスズメバチ、蜂の代表ミツバチ、都会に多く出没するアシナガバチがいます。

今回はアシナガバチに焦点を当ててみたいと思います。

 

☆アシナガバチの活動期間

アシナガバチは、細身で濃い色をした強烈な外見に反し、気性のおとなしい蜂です。
スズメバチ・ミツバチに比べて巣の規模も多くて100匹程度と非常に小さく、1年のうちでの活動期間が短いのが特徴です。

女王蜂のみが越冬し、3~4月頃から巣をつくりはじめて、9月頃には営巣期間を終了してしまいます。

このため攻撃性が高まる期間もわずかです。

7~8月の巣の最盛期には高い攻撃性を示しますが、あとは基本的にこちらから巣に近づかず、手を出さなければ危険性の低い性質をしています。

営巣期間終了後も働き蜂が巣に残っている場合がありますが、この蜂もまもなく寿命を迎えるためおとなしく攻撃性はほとんどありません。

アシナガバチの場合、刺される危険性が高まる理由となるのは時期によるものよりもその営巣場所によるものが大きな要因です。
またアシナガバチはミツバチ・スズメバチに比べ頻繁に都会や民家へと巣をつくります。

また気付かれにくい場所に一見しただけでは気付きにくい小さな巣をつくる例が多く見られます。

このため夏、庭掃除や植木の手入れの最中にうっかり巣に近づいてしまいその攻撃を受けるというケースが少なくありません。

アシナガバチは毎年同じ場所に巣を作るため、一度作られた場所には注意が必要です。

 

☆アシナガバチの駆除&予防

女王蜂は4~5月に単独で巣作りのできる場所を探して巣を作ります(単独営巣期)。この時期は攻撃性が低いため、駆除のねらい目です。この時期に駆除できれば、巣を予防できます。
その後、働きバチが誕生し共同で巣を作るようになると(共同営巣期)、攻撃性が高くなるため注意が必要です。
巣の場所の多くは木や屋根の高い場所ですが、土中や低い場所にも巣を作ります。

特にアシナガバチ類は毎年同じ場所に巣を作るため、巣を作っていた場所は巣を壊し、あらかじめを蜂駆除スプレーしておくとハチの巣作りを予防できます。

蜂駆除スプレーは薬局やホームセンターで購入できます。

※スズメバチの駆除は大変危険なので必ず専門の防除業者に相談してくださいね。

 

☆蜂の害

ミツバチは一度刺すと針がちぎれて死んでしまい、その際発散される興奮物質によって仲間のハチが大群で攻撃してくることがあります。
スズメバチは何度も刺すことができます。

ハチの針は産卵管なので刺すのはメスだけです。

刺されると痛みや発赤が生じ、かゆみを伴う場合もあります。

ハチに刺された後、アナフィラキシーショックによって激しい全身症状が現れ、場合によっては生命を脅かす危険な状態になることがあります。
最も巣が大きくなるのは9~10月頃で被害も増大。

年平均30~40人の死者が出ています。

 

☆蜂の被害に遭わないために

ハチは黒いものを攻撃する傾向があるので、白い服装や帽子を身に付けることを心がけてください。

・ハチの巣を見つけたら近付かないでください。

・もしハチに刺されたら、毒を絞り出しながら流水で洗い、患部を冷やしてください。

スズメバチの場合は速やかに病院で治療を受け、ミツバチやアシナガバチでも体にじんましん等の異変があれば病院で治療を受けてください。

・また、ハチに1度刺されたことがある場合はアレルギー反応(アナフィラキシーショック)でショック死することもあるため速やかに病院で治療を受けてください。

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