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壁紙選び

お久しぶりです。

ちょっと怠けている間に3月!卒業シーズンとなってしまいました。

私事ですが、我が家にも小学校を卒業する息子がおりまして、子供部屋の壁紙選びに悩んでおります。

現在息子はダイニングと一体化している和室に机を置いていて、プライバシーの保護など全く無い部屋で過ごしているので、中学入学を機に「自分の部屋」を望んでいるのです。

なぜ壁紙を変えなきゃならないかと申しますと、息子が生まれる前に建てた我が家の壁紙はなんと、全室花柄!(各部屋違う柄)

男女兼用な無地にした方がいいなぁと思いながらも可愛いからと花柄にしてしまった事を今になって後悔しています。

そこで、新築、リフォーム問わず失敗しない壁紙の選び方をご紹介します。

 

Point 基本色を考えましょう

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壁紙は、部屋の中で一番面積が広くなるアイテムですので、なるべくベーシックなものを選ぶとよいでしょう。前もって家具などとのバランスを確かめてから決めるとイメージしやすくなります。ベージュ系はベーシックで落ち着いた温かみある雰囲気に、グレー系はモダンでクールな印象のやや個性的な空間になりますので、小物などでアクセントをつける部屋づくりがおすすめです。

 

Point  なるべく大きなサンプルで色を確認しましょう

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見本帳の小さなサイズの生地見本と、実際に壁紙を貼ったときでは、面積の違いによって色の見え方(印象)が異なるときがあります。大きめのサンプルで選ぶと、実際の仕上がりをイメージしやすくなります。依頼すれば、A4サイズ程度の大きさのサンプルがもらえます。

 

Point  お部屋の用途に合わせて選びましょう

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家族みんなで過ごすリビング、汚れやすいトイレや洗面所、自分の時間を過ごす子ども部屋や寝室、…などお部屋を使用する人や目的に合わせて壁紙を選びましょう

 

 

Point   白だから無難な訳ではない

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白色の壁紙は、どんな床や家具とも合いやすく、飽きが来ないので人気があります。しかし本当にそれがよくて選んだというより、無難を目指したらたどりついたという人も多いようです。

ところが、その無難を目指したつもりで選んだはずの白色の壁紙が、仕上がってみたら何となく部屋に合わない、浮いて見えるという失敗に陥ってしまうことがあります。色は小さな面積では濃く見えても、大きな面積になると明るさが増します。小さなサンプルでは、薄い色味が付いているように見える壁紙も、壁に張って大きな面積になると真っ白に見えることがあります。また、リフォームでは古い枠や扉と並ぶので、壁の白さが更に強調され、浮いて見えるように感じてしまうのです。

壁紙の張替えの際には、青や灰がかった無機質な白色より、茶や黄がかったナチュラルな白色のほうが、もとからある部分との馴染みがよくなります。サンプルブックから壁紙を選ぶ際には、少し大き目の見本でじっくり確認するようにしましょう。

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淡く色を付けたい場合は、サンプルではちょっと濃すぎるかな?と感じるくらいがちょうどいいことが多いので、濃いめを意識して選びましょう。その際は、テーブルの上で見るのではなく、実際に壁に張って見てみましょう。テーブルの上とは見え方が違うことに気付きます。また照明に照らされた時の見え方も確認しておきましょう。光源の色により見え方が変わります。

 

Point   天井用壁紙

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意外に多いのが、壁は力を入れて選んだのに、天井はよくわからないまま適当に選んでしまったというケースです。天井はとりあえず白色を選んでおけばいいだろうと、適当に選んでいる人も多いようです。

しかし天井の壁紙は、選び方によって部屋のイメージが変わるだけでなく、空間の安定感や天井高さの感覚なども左右する大事なポイントです。

天井の壁紙選び3つの基本は、1.厚手、2.向きの無い柄、3.壁と合う色であることです。

天井用壁紙とは、張りにくい天井でも平滑に仕上げやすいよう厚手で、どんな色の壁にも合わせやすい白色系で、部屋に方向性を作り出さないよう柄の向きが無く、空間を豪華に見せるような柄が付いているなど、誰が選んでも無難にコーディネートできるようセレクトされた壁紙です。つまり天井に合う壁紙の基本を知っていれば、他のページから選んでも問題はありません。

天井の壁紙に白色を選ぶことが多いのは、部屋を明るく高く見せる効果が高いからです。シンプルな印象の部屋にしたい場合は、天井と壁を同じ壁紙で張るとスッキリします。また壁が吹き付け調なら天井も吹き付け調を選ぶなど、素材感を揃えるとコーディネートしやすくなります。

最近はヨーロッパ調やプラネタリウムの様な天井など様々な天井用壁紙があります。

 

Point   柄物は難しい?

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柄物の壁紙にあこがれるけれど選び方がわからないのであきらめた、うるさくならないか心配でつい無難な無地を選んでしまったと言う人も多いもの。しかしせっかくの張替えのチャンスです!上手に柄物を使いこなせば、部屋のイメージが格段に上がります。そのためにもまずは、柄物の壁紙の使い方のポイントを押さえておきましょう。

柄物の壁紙を上手に使いこなす基本は、1.部屋の大きさ、2.柄の大きさ、3.部屋の中で柄物の占める面積、この3つのバランスを整えることです。例えば小さな部屋に大きな柄を使う時には、部屋を狭く感じさせないよう、張る面積を減らしてバランスを取ります。また大きな部屋全面に小柄を使うと落ち着かなくなりますので、今度は柄を大きくする調整が必要です。

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ちょっと難しそうと思ったら、簡単にコーディネートする方法としておすすめなのが、柄物の部分使いです。壁の一面だけ、腰壁だけなど、柄の占める壁面積を減らせば、小さな部屋に大きな柄を使っても、大きな部屋に小さな柄を使っても大丈夫。そして上手くまとめるもう1つのコツは派手な色は小さな面積で使う、地味な色は大きな面積で使うことです。

ただし柄の大きさや見え方をよく確認するために、できるだけ大きなサンプルで選ぶことを忘れずに。また美しい柄を揃えた輸入物は、壁紙自体が薄いタイプや表面の光沢が強いタイプが多く、下地を選びます。張替えには不向きで、新しい下地を必要とする壁紙もありますので、選ぶ時には業者によく相談しましょう。

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結論!

好きな柄を選びましょう!

大好きな柄、惚れた柄なら飽きることはありません。

15年前に惚れて選んだ我が家の壁紙達は後悔するどころか、今でも大好きです。

ただ、好きだからと全面に貼るのではなく、大好きな柄を最大限素敵に見せる工夫が必要です。

 

ところで、息子の部屋はシンプルに紺と白にするそうです。

tomoheya こんな感じ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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